GyaOカップを終えて ゴレイロの動き雑感

「訳文と原文を表示」は面白いね。アメリカ人が見に来たみたい。
http://www.excite.co.jp/world/english/web/?wb_url=http%3A%2F%2Fd.hatena.ne.jp%2Fnosenose%2F20060119&wb_lp=JAEN&wb_dis=3

で、先日の大会でゴレイロ中心に見ていて、いろいろなことを思いました。
まずゴールを離れる件ね。この戦術そのものがダメじゃないかという意見もあるでしょうが、それはさておいて。この戦術の意図を再確認したほうがいいね。特にFPと。
まず、自陣キックインでボールの近くにゴレイロが寄っていくケース。紺野がボールに近寄りすぎて、キックインを直接カットされると危険な場面が何度もありました。また、キックインの時ボールの近くにみうな(キックイン担当)・里田・紺野の3人がいる、みたいなケースもありました。これではパスカットされると危ないし、そもそもゴレイロがあがってもキックイン時のパスコースが増えてない。ゴレイロは相手プレイヤーの位置を見てポジションを取りましょう。
 
一方、FPは自陣でキックインする時に前だけを見てる。後ろ(ゴレイロの方)を見たのは、後半みうながキックインを紺野に出した時だけじゃないかな。今大会の紺野は、もしかしたらキックインのボールが本当に来るかもしれないと思って上がってたように見えたけど、FPがゴレイロの方を見ようともしないんじゃリスクを冒してる意味がないですよ。
 
次に攻撃時にゴレイロが上がる件。これにはこぼれ球をひろうことによってもう一度攻めを組み立てたり、クリアして相手の攻撃を遅らせたり、FP4人が高い位置を取ることによって攻撃の厚みを増したりする意味があるんだと思います。
瞬発力やとっさの判断に不安があるなら前にポジションを取れ、という逆転の発想が生きるのかどうか。カレッツアのように同格と見て勝負してくれれば良いのですが、ASAIや南葛などにはロングシュートを多用されてしまって、高い位置取りが裏目に出るような気がします。相手チームの特徴を見てやったりやらなかったりした方がよいでしょう。
 
最後に、映像で見直さないと何ともいえませんが、今大会の紺野は身体の正面でボールを受けられるように工夫をしていたように感じました。正直いって紺野は前後左右の反応は遅い。それなら飛んでくるシュートに距離をつめて真正面からぶつかろう、と。
それだけに、そういう工夫ができないPKは瞬発力とカンに自信がある辻に任せても良かったと思います。大阪の試合での見事なPKキャッチが忘れられないんですよ。