美勇伝ファーストコンサートツアー2005春 〜美勇伝説〜 昼公演(ネタバレあり)

5/29(日)15:30開演 新宿・東京厚生年金会館
懸案事項(私だけ!?)のチームワークは全く問題なし。昨日のコンサート初日の様子を見聞きしてかなり期待してハードルが上がった状態で見たと思うのですが、それを上回る仕上がりに驚きました。もちろん物足りない所はいっぱいありますが、それはこれから頑張ってもらえばよいでしょう。ダメ出しするとしたら石川さんが多くなる気がする…。
今回のコンサートを見て思ったのですが、三好さんと岡田さんはコンサートで歌とダンスを魅せることを最優先にここまで教育されてきたようです。だから、気の利いたトークはまだできないかもしれないけど、ステージ上ではキャリアに見合ったものを出してくれました。それと、美勇伝は棒読みトリオかもしれない。北海道と大阪から上京してきた二人は、標準語をしゃべり慣れてないだけかもしれないので今後に期待。
お客さんについては、初回公演のつもりでチケットを取った人が多かったのがどう影響したのかわかりませんが、普段のコンサートよりはムサい感じが薄かったような気が。ただ、開演前とか静かなときに「岡パイー!」と叫ぶのは勘弁してほしい。確かに凄かったけど。
あと、美勇伝の持ち歌は6曲しかないので、当然のようにハロプロ内カバーが入ります。私の中でハロプロ内カバーは、モーニング娘。が自分が加入する前にリリースされた歌を歌うことに対する違和感くらいしかありません。個人的に思い入れがあって、カバーしてほしくない曲はいくつかあります。そのうちの1曲をこのコンサートで聞いたんですが、今日のように歌ってくれるならよいです。納得できました。
 
以下はネタバレありです。流れの中で「ハロ☆プロ パーティ〜」にも少しふれます。ちょっとだけネタバレします。


会場前はクラシック音楽が流れてました。ステージや衣装は「エヴァンゲリオン」をモチーフにしたのでしょうか。漢字三文字の「美勇伝」というグループ名からピコーンと来たのかな。ゲストにカントリー娘。の3人と御大・稲葉貴子さん。最大7人によるコンサートでした。

01.恋のヌケガラ (美勇伝)

02.紫陽花アイ愛物語 (美勇伝)
03.BABY! 恋にKNOCK OUT! from プッチモニ (美勇伝,バックダンサー:稲葉,カントリー娘。)

04.曖昧ミーMind (美勇伝)
05.銀杏〜秋の空と私の心〜 (美勇伝)

06.シャンパンの恋 from メロン記念日 (美勇伝,稲葉)
07.浮気なハニーパイ from カントリー娘。に紺野と藤本 (三好絵梨香,稲葉,カントリー娘。)

  • 寸劇(1分以下で、正確には次の曲へ繋ぐためのコメント) -

08.ミニ。ストロベリ〜パイ from ミニモニ。 (岡田唯,あさみ,みうな)
09.さくら満開 from モーニング娘。さくら組 (石川梨華,里田まい)

10.愛のバカやろう from 後藤真希 (岡田唯)
11.会えない長い日曜日 from 藤本美貴 (三好絵梨香)
12.100回のKISS from 松浦亜弥 (石川梨華)
13.先輩 〜LOVE AGAIN〜 from カントリー娘。に紺野と藤本 (美勇伝カントリー娘。)
14.三角関係 from 稲葉・大谷・柴田・松浦 (稲葉,カントリー娘。)
15.The 美学 from 松浦亜弥 (美勇伝)
16.ガールズパワー・愛するパワー from メロン記念日 (全員)
17.友情〜心のブスにはならねぇ!〜 from モーニング娘。おとめ組 (全員)

18.美〜Hit Parade〜 (美勇伝)
19.カッチョイイゼ!JAPAN (美勇伝)

  • アンコール -

20.BE ALL RIGHT! from 11WATER (全員)

終了 (追い出し 紫陽花アイ愛物語)

美勇伝の全6曲を序盤と終盤に振り分け、間はカバー曲。美勇伝1人+ゲスト、美勇伝の1人によるソロでつないで再び大勢へ。
 
今回は2階ファミリー席で観賞。位置はど真ん中。中心線上です。この会場のファミリー席は背が低い子供でもちゃんと見えてとてもよいです。開演の時点で、昨日読んだレポートはセットリストと「エロイ」しか記憶に残っていなかったことに気が付く。
 
『01.恋のヌケガラ (美勇伝)〜MC (美勇伝)〜02.紫陽花アイ愛物語 (美勇伝)』
赤っぽい全身を覆った衣装。これは脱ぐとしか思えない。MCでは「三好絵梨香です! 岡田唯です! 石川梨華です! 乙女三人揃って美勇伝です!」なるコメントが。「二人合わせて、ダブルユーでーす!」に相当する自己紹介の定型にしたいらしい。
2曲終わった時点で、歌で三好さんにかかる期待の重さを実感した。美勇伝の曲は今後も基本的に3人が順番に歌っていくことになると思う。テンポや音階がふらついた状態で三好さんにパスが回ってくることが多いので、そこで三好さんがテンポと音階を合わせて次にまわしていかないと、次の人がズレたまま歌ってしまうみたい。三好さんは一旦ボールを落ち着かせてからパスを出すことが求められている。責任重大。
 
『03.BABY! 恋にKNOCK OUT! (美勇伝,バックダンサー:稲葉,カントリー娘。)〜MC (美勇伝,稲葉,カントリー娘。)〜04.曖昧ミーMind (美勇伝)〜05.銀杏〜秋の空と私の心〜 (美勇伝)』
暗転してる間に脱いでエロ衣装に。ヒドイ。水着というか、NHK教育のラジオ体操のお姉さんのレオタードを、隠すべき部分だけ残して切り取った感じ。ゲストを紹介のMCを経て、問題作の『曖昧ミーMind』へ。これ振り付け担当誰でしょうか。目当たらしくていい。でもあまりにもエロすぎ。コンサートDVDを関根勤さんに渡したら絶対にネタにされます。岡田さんは腰の動かし方だけ他より飛びぬけてマスターしてます。恥ずかしいを通り越してどうかと思いました。付け加えると、岡田さんのダンスは右足と左足の稼動域が違いすぎる。あれじゃ左足はオモチャだよ。『銀杏〜秋の空と私の心』では布を1枚上に羽織って登場。石川さんのへなちょこフェイクを堪能。石川→飛び道具、岡田→パワフルとなるので、結果的に三好さんにしっとり部分が回ってくるんですよね。
 
『MC (美勇伝,稲葉)〜06.シャンパンの恋 (美勇伝,稲葉)』
稲葉仕切りで三好・岡田のお互いの印象を。甘酸っぱい&甘ーい曲を4曲とか言ってた。『シャンパンの恋』ではメロン記念日柴田さんの顔がチラつく。「美勇伝説」と「ハロ☆プロ パーティ〜」の日程がカブっているからねえ。
 
『07.浮気なハニーパイ (三好絵梨香,稲葉,カントリー娘。)〜寸劇(岡田らによるパイ談義)〜08.ミニ。ストロベリ〜パイ(岡田唯,あさみ,みうな)〜09.さくら満開 (石川梨華,里田まい)〜MC (石川梨華,里田まい)』
『浮気なハニーパイ』は「ハロ☆プロ パーティ〜」でも歌ってるわけですが、あちらはセクシーでこちらはスポーティー。平均年齢は同じくらいだと思うんですが。全編通してのことですが、みうながすごい。勝手に視界に飛び込んでくる。松浦以降のハロプロ加入者は凄いのかもしれない。『ミニ。ストロベリ〜パイ』は明らかにツッコミ待ち。「岡π!」って遠慮なく叫んでやればいいじゃないか。『さくら満開』はマリオとルイージが歌ってるような気がした。石川さん、正直ツラかったよ(KONISHIKI風で)。引き続いてのMCはフリートーク。ここから3曲ソロコーナー。
 
『10.愛のバカやろう (岡田唯)〜11.会えない長い日曜日 (三好絵梨香)〜12.100回のKISS (石川梨華)』岡田さんはとりあえずパワフル。三好さんは違和感なく聞こえる。声自体はそんなに似てないのにね。石川さんはもっと練習してきて下さい。もう少しできると思う。
このソロコーナーのあたりから、ボーっとして眠くなってきた。悪い意味じゃなくて。トリップするってこういうことなのかなあ。目は閉じた時もあったけど、歌声はハッキリ聞こえてた。
 
『13.先輩 〜LOVE AGAIN〜 (美勇伝カントリー娘。)〜14.三角関係 (稲葉,カントリー娘。)』
カントリー&稲葉タイム。『先輩 〜LOVE AGAIN〜』はみうなしか見えない。3人ともよかったはずなんだけど、みうなしか記憶に残ってない。何かメディアに出す方法はないのかなあ。『三角関係』は夏のハロコンでやってほしいと思っていた曲。ここで聞けてうれしい。今日の稲葉さんは、振りの大きさを周りに合わせてる気がします。
 
『15.The 美学 (美勇伝)〜16.ガールズパワー・愛するパワー (全員)〜17.友情〜心のブスにはならねぇ!〜 (全員)〜MC (美勇伝)』
『The 美学』。振りはエロくてよいのですが、やはり最年少だけヒワイなのが何とも。『ガールズパワー・愛するパワー』は石川さんがこの曲好きなんでしょ、たぶん。『友情〜心のブスにはならねぇ!〜』。カバーされたくなかった曲。出だしは岡田さん。自分の色を出してやりきった。今日の7人のチームワーク・団結をよく表した曲だったと思います。
 
『18.美〜Hit Parade〜 (美勇伝)〜19.カッチョイイゼ!JAPAN (美勇伝)』
持ち歌6曲の中から、のこしてあった2曲を披露。『美〜Hit Parade〜』の振り付けもこれまでと一味違う。振り付け担当誰だろう…。
 
『アンコール〜20.BE ALL RIGHT! (全員)〜MC (美勇伝)』
ラストに合うかどうかはともかく、7人のチームワークのよさを見せるには『BE ALL RIGHT!』が合ってますよね。
 
(追記) はてなv-u-den
昼公演ラストのMCで、三好さんがさりげなく「梨華ちゃん…」って言ってたのはよかったですね。そんな三好さんの家族と思われる人たちが2階ファミリー席にいたような気がします。お母さん年代の方とお兄ちゃん年代の二人組み。コンサート終了後楽屋方面に案内されていましたから関係者だと思います。お父さん年代の人も近くに座っていたのですが、顔をちゃんと見なかったのでわかりません。
一晩たってもみうなはすごい。みうなと稲葉さんがステージの両端にいる時はバックダンサーとして機能してないもん。そっちに目が行っちゃう。あと、このコンサートDVDは絶対買うよ。荒削りだけどパワーがある集団という意味では、モーニング娘。おとめ組っぽいなあ。みんな前へ前へだし。

(さらに追記)
紫陽花アイ愛物語」のCD買ってきちゃった。今まではテレビ・ラジオで見聞きして十分だと思ってたんだけど、良いものにはお金を払いたいからね。